男子フリースタイルのメダル獲得選手 国別対抗得点で2位となった男子フリースタイル・チーム
樋口は中国、インドを連破したあと、準決勝で2015年アジア・ジュニア選手権55kg級2位のキム・ハンソン(北朝鮮)に逆転のフォール負け。しかし3位決定戦でキルギス選手を破り、銅メダルを確保した。リオデジャネイロ・オリンピック後の61kg級としては、1月のヤリギン国際大会(ロシア)の銅メダルに続いてのメダル獲得。
中村は初戦の2回戦でインド選手を破ったあと、準決勝でカザフスタン選手に黒星。3位決定戦で3月のブリヤート国際大会(ロシア)5位のカタンバータル・ダバーチェレン(モンゴル)をテクニカルフォールで下し、銅メダルを手にした。初の国際大会メダル獲得。
86kg級の松坂誠應(自衛隊)は1回戦でリオデジャネイロ・オリンピック74kg級代表のウヌルバト・プレブジャブ(モンゴル)に2-3で惜敗。敗者復活戦に回れなかった。
日本は「金1個、銅4個」を獲得し、昨年のメダルなしの屈辱をはね返した。国別対抗得点は55点をマークし、イラン(71点)に続いて2位へ。3位はウズベキスタンだった。
各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)
◎男子フリースタイル
【61kg級】樋口黎(日体大) 3位=12選手出場
3決戦 ○[9-4]Osmonov, Alibek (キルギス)
準決勝 ●[フォール、5:38=14-7]Kim, Han Song(北朝鮮)
2回戦 ○[7-6]Harphool, Harphool(インド)
1回戦 ○[9-0]Liu, Minghu(中国)
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【70kg級】中村百次郎(日体大助手) 3位=11選手出場
3決戦 ○[Tフォール、5:31=11-1]Davaatseren, Khatanbaatar(モンゴル)
準決勝 ●[7-11]Tanatarov, Akzhurek(カザフスタン)
2回戦 ○[Tフォール、4:56=12-2]Vinod, Kumar Omprakash(インド)
1回戦 BYE
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【86kg級】松坂誠應(自衛隊) 10位=14選手出場
1回戦 ●[2-3]Purevjav, Unurbat(モンゴル)
※敗者復活戦に進めず
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【125kg級】山本泰輝(拓大) 3位=10選手出場
3決戦 ○[8-2]Anakulov, Farkhod(タジキスタン)
2回戦 ●[3-6]Sumit, Sumit (インド)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]イラン 71点、[2]日本 55点、[3]ウズベキスタン 49点、[4]カザフスタン 47点、[5]韓国 46点、[6]モンゴル 40点