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【監督会議】10.19~20フォーデイズ杯令和6年度第17回全日本女子オープン選手権/監督会議(書面開催)について

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 フォーデイズ杯令和6年度 第17回全日本女子オープン選手権の選手大会における監督会議開催について、前回開催同様、書面開催することになった。

監督会議資料(書面開催)に関するご質問等がある場合は、下記にお問い合わせください。

《【書面開催】監督会議資料)》 

《大会会場図(メインアリーナ)》 《女子オープン会場図(駐車場)》

フォーデイズ杯令和6年度第 17 回全日本女子オープンレスリング選手権大会事務局
問合せメール 《アドレス》wwf.of.shizuoka@gmail.co

 


【写真集】2024年世界ベテランズ選手権/A 100kg級・天野雅之(中央大学職員)

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(2024年10月10日、クロアチア・ポレチュ)


《Division A 100kg級》天野雅之(中央大学職員)

【3位決定戦】
天野雅之●[1-8]○Vladimir ZHOLOBOV(AIN)


【準決勝】
天野雅之●[1-3]○Rustam EKAZHEV(カザフスタン)


【2回戦】
天野雅之○[5-3]●Buman E. SANJAASUREN(モンゴル)


【1回戦】BYE

【写真集】2024年世界ベテランズ選手権/A 78kg級・大谷健輔(中央大学職員)

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(2024年10月10日、クロアチア・ポレチュ)


《Division A 78kg級》大谷健輔(中央大学職員)

【3位決定戦】
大谷健輔●[0-5]○Ted T. BRISTOL(米国)


【敗者復活戦】
大谷健輔○[不戦勝]●Dauren ZHUMAGAZYYEV(カザフスタン)


【1回戦】
大谷健輔●[0-9]○Bulat Guro Darmaevitch DASHINIMAEV(AIN)

【写真集】2024年世界ベテランズ選手権/A 70kg級・黒崎辰馬(神戸医療未来大学教員)

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(2024年10月10日、クロアチア・ポレチュ)


《Division A 70kg級》黒崎辰馬(神戸医療未来大学教員)

【1回戦】
黒崎辰馬●[VSU、2:00=2-14]○Iaroslav TURCAN(モルドバ)

 

【写真集】2024年世界ベテランズ選手権/A 62kg級・中村大(AKAZA)

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(2024年10月10日、クロアチア・ポレチュ)


《Division A 62kg級》中村大(AKAZA)

【3位決定戦】
中村大●[2-7]○Jonathan R. SCHIEWE(米国)


【準決勝】
中村大●[フォール、1:36=0-4]○Davaakhuyag TUMUR(モンゴル)


【1回戦】
中村大○[VSU、1:48=12-2]●Timur ANDREEV(AIN)

 

【写真集】2024年世界ベテランズ選手権/A 62kg級・髙ノ山翼(岐阜市消防本部)

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(2024年10月10日、クロアチア・ポレチュ)


《Division A 62kg級》髙ノ山翼(岐阜市消防本部)

【1回戦】
髙ノ山翼●[VSU、0:48=0-10]○Jalal SULEYMANOV(アゼルバイジャン)

 

【写真集】2024年世界ベテランズ選手権/A 88kg級・奈良部嘉明(筑西広域消防本部)

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(2024年10月10日、クロアチア・ポレチュ)


《Division A 88kg級》奈良部嘉明(筑西広域消防本部)

【表彰式】


【3位決定戦】
奈良部嘉明○[VSU、3:35=16-5]●Ismet KARABULUT(トルコ)


【準決勝】
奈良部嘉明●[2-4]○Alan T. ZASSEEV(AIN)


【2回戦】
奈良部嘉明○[VSU、2:24=10-0]●Janarbyek MAKHSAT(モンゴル)


【1回戦】BYE

 

【写真集】2024年世界ベテランズ選手権・第3日(DivisionA)


【記録】世界ベテランズ選手権/歴代優勝選手(2024年現在)

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▲のべ34人目の世界ベテランズ世界王者となった坂本将典(SKアカデミー)

 

 2024年世界ベテランズ選手権が終わり、Division B(41~45歳)の坂本将典(SKアカデミー)が2度目の優勝を達成した。

 1992年に始まった世界ベテランズ選手権の日本人優勝選手は下記の通り(2024年終了時現在=カッコ数字は複数回優勝選手の優勝回数)。


No. カテゴリー 階級 選 手 名
34 2024年 B(41~45歳) 70kg旧 坂本将典(2)
33 2023年 B(41~45歳) 70kg級 古里光司(2)
28 2019年 A(35~40歳) 62kg級 藤本健太
A(35~40歳) 70kg級 坂本将典
B(41~45歳) 70kg級 伊東克佳(3)
E(56~60歳) 70kg級 五位塚悟
E(56~60歳) 88kg級 湯川栄光(2)
27 2018年 B(41~45歳) 70kg級 伊東克佳(2)
26 2017年 A(35~40歳)  70kg級 古里光司
23 2016年 A(35~40歳) 58kg級 岡田英雅
女子B(41〜45歳) 53kg級 飯田瑞江
B(41-45歳) 69kg級 伊東克佳
19 2015年 B(41-45歳) 58kg級 浅川享助
B(41-45歳) 63kg級 勝目力也(2)
C(46-50歳) 63kg級 松尾秀二
E(56-60歳) 58kg級 三澤泰雄
18 2014年 B(41-45歳) 63kg級 勝目力也
17 2010年 C(46-50歳) 97kg級 湯川栄光
16 2009年 A(35-40歳) 58kg級 関川博紀
15 2004年 E(56歳以上) 85kg級 青山紫郎
13 2003年 A(35-40歳) 58kg級 曾根田昌弘
E(56歳以上) 63kg級 渡辺長武
11 2001年 D(51-55歳) 63kg級 伊藤一雅
E(56歳以上) 63kg級 勝村靖夫(3)
10 2000年 E(56歳以上) 58kg級 八田正朗(3)
9 1999年 B(41-45歳) 97kg級 太田 章
8 1998年 D(56歳以上) 60kg級 勝村靖夫(2)
6 1995年 C(44-49歳) 72kg級 西村盛正
D(50-54歳) 65kg級 田中忠道
4 1994年 D(50-54歳) 58kg級 宮内孝憲(2)
D(50-54歳) 65kg級 勝村靖夫
2 1993年 D(50-54歳) 57kg級 宮内孝憲
E(55-59歳) 57kg級 八田正朗(2)
1 1992年 D(50-54歳) 57kg級 八田正朗

 

2028年ロサンゼルス・オリンピックの女子ビーチ採用は見送りか?

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 オリンピックにおける男女同数を目指すため2028年ロサンゼルス・オリンピックで女子ビーチ採用の動きがあり、米国レスリング協会のホームページでも国際オリンピック委員会(IOC)と交渉していることを報じたが、同協会のゲーリー・アボット・コミュケーションズ・ディレクターは、本ホームページの問い合わせに対し、「その可能性はなくなった」と回答した。

 同協会は、開催地が選ぶ追加競技への採用も目指していたそうだが、野球&ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技が決まった。現段階で女子ビーチの実施の計画はなく、同ディレクターは「2032年ブリスベン大会で採用を目指すことになる」とコメントした。

▲世界的に普及している女子ビーチだが、2028年ロサンゼルス・オリンピックでの採用は見送りか?=UWWサイトより

 わずかな可能性があるとすれば、IOCが男女同選手数を原則としていること。今年のパリ大会では、レスリングとサッカーで男子選手数が女子選手数より多く、アーティスティックスイミングと新体操が“女子の領域”を守ったことで史上初の男女同選手数が実現した。2028年もこの“バーター契約”が実現するか。パリ大会のレスリングの女子の比率は33%で、実施された競技の中で一番低い。IOCがこの状況にどう対応するかが注目される。

 パリ大会の最終実施種目と選手数が決まったのが、2020年12月のIOC理事会。したがって、今年中に行われる理事会で、2028年ロサンゼルス大会の実施種目と選手数が決まるものと思われる。

10.21~27 U23世界選手権(アルバニア)に男女30選手を派遣

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 10月21日(月)~27日(日)にアルバニア・ティラナで行われる2024年U23世界選手権に下記の男女30選手を派遣する。

 昨年は、女子は4選手が優勝し、1階級が不在だったにもかかわらず国別対抗得点で優勝。今年は、出場した大会で6大会連続の世界一を目指す。50kg級の伊藤海(早大)は2年連続優勝へ挑戦。

 男子はグレコローマンで2019年以来、フリースタイルで2年ぶりのチャンピオンを目指す。昨年は、男子グレコローマンが3選手が銅メダルを獲得。その一人、67kg級の矢部晴翔(自衛隊)がそれよりいい色のメダルを目指す。77kg級の山田脩(日体大)と82kg級の谷﨑大造(自衛隊)も連続出場で、ともに初戦敗退だった昨年の雪辱を目指す。

 男子フリースタイルは昨年の「銀2・銅1」超えが目標。70kg級で銀メダルを取った70kg級の青柳善の輔(山梨学院大=現クリナップ)が金メダルへ挑戦する。

 大会スケジュールと日本選手団は下記の通り。男子グレコローマンは10月17日、女子は19日、男子フリースタイルは21日に、それぞれ出発する。


大会スケジュール

10月21日(月)男子グレコローマン60・67・72・82・97kg級/1回戦~準決勝
  22日(火)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル
       男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級/1回戦~準決勝
  23日(水)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル
       女子50・55・59・68・76kg級/1回戦~準決勝
  24日(木)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル
       女子53・57・62・65・72kg級/1回戦~準決勝
  25日(金)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル
       男子フリースタイル61・74・86・92・125kg級/1回戦~準決勝
  26日(土)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル
        男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級/1回戦~準決勝
  27日(日)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル


日本選手団・役員

 【チームリーダー】馬渕賢司(岐阜・恵峰学園職)

 【男子グレコローマン監督】笹本睦(日本オリンピック委員会)、【同コーチ】藤村義(自衛隊)
 【女子監督】志土地翔大(ジェイテクト)、【同コーチ】冨田和秀(自衛隊)
 【男子フリースタイル監督】小幡邦彦(山梨学院大教)、【同コーチ】小平清貴(警視庁)

 【ドクター】矢野雄一郎(とちぎメディカルセンター)、【トレーナー】野呂賢二(JSC業務委託)

 【審判】土居克也(愛媛・今治工高教)


日本代表選手

 【男子グレコローマン】
▼55kg級 山際航平(日体大)
▼60kg級 森 靖仁(日体大)
▼63kg級 澤田幸明(拓 大)
▼67kg級 矢部晴翔(自衛隊)
▼72kg級 小野健作(日体大)
▼77kg級 山田 脩(日体大大学院)
▼82kg級 谷﨑大造(自衛隊)
▼87kg級 小堀雄大(東洋クラブ)
▼97kg級 中原 陸(大東大)
▼130kg級 山田康瑛(山梨学院大)

 【女子】
▼50kg級 伊藤 海(早稲田大)
▼53kg級 坂本由宇(AACC)
▼55kg級 五味音々(育英大)
▼57kg級 屶網瑠夏(至学館大)
▼59kg級 德原姫花(自衛隊)
▼62kg級 内田奈佑(至学館大)
▼65kg級 寺本 鈴(山梨学院大)
▼68kg級 石井亜海(育英大)
▼72kg級 藤倉優花(育英大)
▼76kg級 山本和佳(至学館大)

 【男子フリースタイル】
▼57kg級 小澤楽翔(中 大)
▼61kg級 赤嶺明柳(日体大)
▼65kg級 荻野海志(山梨学院大)
▼70kg級 青柳善の輔(クリナップ)
▼74kg級 髙橋海大(日体大)
▼79kg級 佐藤匡記(自衛隊体)
▼86kg級 髙橋夢大(三恵海運)
▼92kg級 三浦哲史(拓 大)
▼97kg級 佐々木優太(育英大)
▼125kg級 濱田豊喜(中 大)

【2024年世界ベテランズ選手権・特集】「まず皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」…B70kg級・坂本将典(SKアカデミー)

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 【ポレチュ(クロアチア)】2024年世界ベテランズ選手権のDivision B(41~45歳)70kg級に出場した坂本将典(SKアカデミー)が4試合を勝ち抜いて優勝。5年ぶり2度目の世界一に輝いた。

▲5年ぶり2度目の世界一に輝いた坂本将典(SKアカデミー)

 しかし、第一声は「情けない試合がありました。こんなこと(運が自分に来る)もあるんだな、と感じた優勝です」と、喜びではなく反省の弁。確かに、2回戦のAIN選手との試合は前半で0-8とリードされ、準決勝の米国戦も最初に4点を取られるなど、快勝続きではなかった。

 しかし、そんな試合展開を覆して勝利につなげるのも実力のうち。2回戦は、第1ピリオドの終了間際にタックルで反撃したところ、相手が悲鳴をあげて足首を押さえた。古傷を痛めたのだろう。治療が施されたが足を引きずる状態で、坂本の第2ピリオドの猛攻になすすべなく、最後はフォール勝ち。

 「自分にいいように転んだ、という感じですね」と話しながらも、「第1ピリオド、最後まであきらめずに攻めた結果なのかな、と思います」と、攻撃精神があればこその逆転勝利だったと自己分析した。

▲2回戦、0-8からタックルを決めたとき、相手が悲鳴をあげるアクシデント発生。試合の流れが変わった

一番近くで支えてくれた妻に「感謝の気持ちを直接伝えたい」

 決勝の相手のエジプト選手は、アフリカ選手権7度優勝で2008年北京と2012年ロンドンの2度のオリンピックに出た強豪。後で分かったことだが、2008年北京大会の前は、日本での約40日の合宿(東京・味の素トレーニングセンター、長野・菅平)に参加しており、当時自衛隊の選手だった坂本もその合宿に参加していた。

 「どこかで見たことのある選手だと思いました。オリンピック選手でアフリカ7度優勝ですか? 強いわけですね」と舌を巻きながらも、そんな選手に勝っての2度目の世界一に気持ちはよさそう。「もっと喜んでいいのでは?」との問いかけに、「これから支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えることで、喜びがわいてくればいいかな、と思います。まず皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」と言う。

▲試合後まで知らなかったが、16年前に日本で練習していた可能性のあるエジプト選手と金メダルを争った

 感謝の気持ちを最も伝えたいのは、元アーチェリー選手だった妻・綾子さん。「一番近くで支えてくれました。試合が近づけば(自分が)ピリピリしていたと思うし、深夜であってもマッサージしてくれた。つらい思いをしていたと思う」と話し、目を潤ませた。日本では深夜となるが、ネット中継を見てくれていたそうで、結果はリアルタイムで知っているが、「感謝の気持ちを直接伝えたい」と言う。

派手なことはできないので、ウィニングランは辞退

 坂本の後の試合で優勝した78kg級の米国選手は、観客席で妻に抱きついて泣いていた。そのことを伝えると、「気持ち分かります」と、共鳴するものがある様子。「日本に帰って、抱きついて泣きますか?」との問いには、「いやあ、そこまでは…」と照れながらも、「病気もあったし、このマットに立てるのは奇跡かもしれません。妻もつらかったと思います。妻だけではなく、いろんな人に支えられています」と話した。

 優勝のあと、勝目力也監督(全日本マスターズ連盟強化委員長)が「日の丸を手渡して、ウィニングランを促したが、これは即座に辞退。試合内容に納得がいかなかったことのほか、ガッツポーズなどの派手なことはできないそうだ。「あくまでも個人の意見であって、やっている人をどうこうは言いませんが」と前置きし、パフォーマンスは「自分の思う勝利の美学と違いまして…」とのこと。このあと、再度世界一になっても、「やりません」と言う。

▲オリンピック2度出場のエジプト選手に勝って優勝

 日本では八田正朗さん、勝村康夫さん、伊東克佳さんが達成している3度目の世界一は、あるのか? 「皆さんから支援を受けていました。(相談するので)いったん考えます」と明言を避けたが、3度と言わず、姉(小原日登美)が達成した「9度の世界一」を目指すのも、悪くはないだろう。

10.28~31非オリンピック階級世界選手権(アルバニア)に男女12選手を派遣

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 10月28日(月)~31日(木)にアルバニア・ティラナで行われる2024年非オリンピック階級・世界選手権に下記の男女12選手を派遣する。

 非オリンピック階級の世界選手権が行われるのは、2016年に続いて2回目。そのときは各スタイル2階級の計6階級だった。2018年に各スタイルの階級が「10」に増え、非オリンピック階級が各4階級になったことで、今回は12階級で行われる。

 2021年東京オリンピックの年は、同年に予定されていた世界選手権を実施したことで、非オリンピック階級の世界選手権は開催されなかった。

 出場資格は、各階級ともパリ・オリンピックに出場しなかった選手。日本からは、女子59kg級に金城梨紗子(サントリー)が4度目の世界一を目指して出場。同65kg級には2022年世界チャンピオンの森川美和(ALSOK)が出場する。

 大会スケジュールと日本選手団は下記の通り。男子グレコローマンは10月24日、女子と男子フリースタイルは25日に出発。一部の選手は、直前に同所で行われるU23世界選手権に出場し、帰国せずチームに合流する。


大会スケジュール

10月28日(月)男子グレコローマン55・63・72・82kg級/1回戦~準決勝
  29日(火)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル
        女子55・59・65・72kg級/1回戦~準決勝
  30日(水)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル
       男子フリースタイル61・70・79・92kg級/1回戦~準決勝
  31日(木)前日開始階級の敗者復活戦とファイナル


日本選手団・役員

【チームリーダー】赤石光生(日本オリンピック委員会)、【監督】豊田雅俊(警視庁)

【男子グレコローマン・コーチ】 笹本睦(日本オリンピック委員会)、鶴巻宰(自衛隊)
【女子コーチ】金浜良(サントリー)、冨田和秀(自衛隊)
【男子フリースタイル・コーチ】小幡邦彦(山梨学院大教)、馬渕賢司(岐阜・恵峰学園職)

【ドクター】矢野雄一郎(とちぎメディカルセンター)、【トレーナー】野呂賢二(JSC業務委託)、【栄養】仲西加奈(JSC業務委託)


日本代表選手

 【男子グレコローマン】
▼55kg級 岡本景虎(専大クラブ)
▼63kg級 鈴木絢大(レスター)
▼72kg級 清水賢亮(自衛隊)
▼82kg級 吉田泰造(香川・高松北高)

 【女子】
▼55kg級 清岡もえ(育英大)
▼59kg級 金城梨紗子(サントリー)
▼65kg級 森川美和(ALSOK)
▼72kg級 石井亜海(育英大)

 【男子フリースタイル】
▼61kg級 小野正之助(山梨学院大)
▼70kg級 青柳善の輔(クリナップ)
▼79kg級 髙橋海大(日体大)
▼92kg級 石黒崚士(MTX GOLDKIDS)

【2024年世界ベテランズ選手権・特集】無念の初戦敗退、体を作り直してリベンジを誓う…B62kg級・藤本健太(三恵海運)

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 【ポレチュ(クロアチア)】70kg級の坂本将典(SKアカデミー)とともに、2019年大会のチャンピオンとして5年ぶりの優勝を目指したDivision B(41~45歳)62kg級の藤本健太(三恵海運)は、1回戦でウクライナ選手に不覚。その選手が続く試合で米国選手の横捨て身技を受けてフォール負け。敗者復活戦~3位決定戦の道も閉ざされ、優勝した坂本と明暗を分けた。

 藤本は「コンディションは悪くなかった。体重調整が今ひとつだったけど、一番の敗因は練習不足です。闘うイメージはしっかりできていても、体がうまく動かず、やっぱり練習不足なんだな、と思いました」と振り返る。

▲6点を追って必死の反撃を試みる藤本健太(三恵海運)。相手はばてていたものの、粘りはあった

 パリ・オリンピックで金メダルを取った会社の2選手(日下尚、清岡幸大郎)と違って普通の仕事をこなしている。レスリング活動を優先するわけにはいかないが、「髙田肇社長のご支援と会社の理解で遠征させてもらい、最高の形で恩返ししたかった」と悔しさをにじませ、「体を1から作り直して、絶対にやり返してやる、と思っています」とリベンジを誓った。

6分間の試合なら、追いつけるムードはあったが…

 試合は、開始早々にテークダウンを許し、あっと思う間もなくローリング2回転で0-6。反撃を試みたが、終了間際に4-6と追い上げたのが精いっぱい。ベテランズの大会は2分×2ピリオドの4分間だが、3分×2ピリオドの6分間の試合なら、追いつけるムードは感じられた。事実、「(試合時間が)めっちゃくちゃ短かく感じました」と振り返る。

 第2ピリオド、「相手は(ばてていて)明らかにカウンター待ちだった」そうで、スタミナの差は明白だった。しかし、「そこを破れなかったのは自分の実力不足。体力だけでは試合に勝てない。いろんな部分で考えてやらないとならない」と振り返り、2分×2ピリオドの試合時間のルール下での課題を見つけた試合でもあった。今後に、どう生かすか。

▲終了間際に4-6と追い上げたが、反撃もそこまで。攻めていただけに、悔やまれる結果となった

 現在のレスリング活動のメーンは、キッズ・クラブの指導。自身の練習となると、自転車で20分くらいの場所に関大のレスリング場があり、時に同部の練習に参加させてもらっている。5年前のときは関大で朝練習にも参加し、週3~4回の練習をこなしていた。今は、そのときの10分の1ぐらいの練習量とのこと。

 これからは、「自分でうまく時間を調整して練習したい」と言う。関大での練習のほか、現役部員が練習でお世話になっている日体大に2ヶ月に一度くらいの割合で訪れ、視察だけでなく練習させてもらってもいるので、そうした機会での練習の量と質を向上させてリベンジを目指す腹積もりだ。

 一般の社会人としての活動だが、いろんな人が応援してくれ、「勇気もらっているよ」となどと言ってくれる人も少なくない。「結果で恩返しして、応援してくれる人や、練習を受け入れてくれる関大の選手に新たなパワーを与えられるように頑張っていきたい」と話す。気持ちはすでに再始動-。 

【記録】藤田宝星(埼玉・花咲徳栄高)が史上15人目の2年連続高校三冠王者へ

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▲圧倒的な強さで高校生の最後の大会を終えた藤田宝星(埼玉・花咲徳栄高)。日本重量級の歴史を塗り替えられるか=写真はインターハイ

 

 2024年佐賀・国民スポーツ大会が終わり、今年の高校生の全国大会が終了。125kg級の藤田宝星(埼玉・花咲徳栄高)が、昨年に続いて全国高校選抜大会、インターハイ、国体を制する「高校三冠王者」となった。のべ144人目の快挙で、2年連続三冠王は15人目。

 今年までの高校三冠王達成選手は下記の通り。


2年連続高校三冠王者

No. 選 手 名 階 級 高 校
15 2023・24年 藤田宝星 125kg級 埼玉・花咲徳栄
13 2022・23年 甫木元起 92kg級 佐賀・鳥栖工
山口叶太 71kg級 東京・自由ヶ丘学園
12 2014・15年 山崎弥十朗 84kg級 埼玉・埼玉栄
11 2005・06年 永田裕城 74・84kg級 京都・網野
10 2004・05年 荒木田進謙 120kg級 青森・光星学院
9 2003・04年 高塚紀行 58・63kg級 茨城・霞ヶ浦
8 2001・02年 松本真也 76kg級 京都・網野
7 2000・01年 鈴木崇之 63kg級 京都・立命館宇治
5 1997・98年 小幡邦彦 74・76・90kg級 茨城・霞ヶ浦
松永共広 46・49kg級 静岡・沼津学園
4 1985・86年 花田秀実 52・56kg級 青森・光星学院
3 1984・85年 笹山秀雄 48kg級 青森・光星学院
2 1982・83年 山下 浩 48kg級 茨城・霞ヶ浦
1 1980・81年 小林孝至 48kg級 茨城・土浦日大

高校三冠王者

(注)★は2年生、国体のGはグレコローマン、無印はフリースタイル

No.   選 手 名 階  級 高   校 国体
144 2024年   藤田宝星 125kg級 埼玉・花咲徳栄  
139 2023年 赤木烈王 51kg級 兵庫・猪名川  
  大脊戸逞斗 55kg級 埼玉・花咲徳栄  
  山口叶太 71kg級 東京・自由ヶ丘学園  
  甫木元起 92kg級 佐賀・鳥栖工  
藤田宝星 125kg級 埼玉・花咲徳栄  
133 2022年   菊地優太 51kg級 静岡・飛龍  
  細川 周 65kg級 京都・丹後緑風  
山口叶太 71kg級 東京・自由ヶ丘学園  
  神谷龍之介 80kg級 三重・いなべ総合学園  
甫木元起 92kg級 佐賀・鳥栖工  
  バトバヤル・ナムバルダグワ 125kg級 千葉・日体大柏
132 2019年   出頭 海 125kg級 茨城・鹿島学園  
130 2018年   森川海舟 55・60kg級 東京・自由ヶ丘学園  
  宮本海渡 120・125kg級 千葉・日体大柏  
128 2017年   白井達也 96kg級 千葉・日体大柏  
  仲里優力 120kg級 沖縄・北部農林  
126 2016年 石黒隼士 84kg級 埼玉・花咲徳栄  
  三輪優翔 74kg級 和歌山・和歌山北  
122 2015年   石黒峻士 96・120kg級 埼玉・花咲徳栄  
  山﨑弥十朗 84kg級 埼玉・埼玉栄  
  吉田隆起 74kg級 和歌山・和歌山北  
乙黒拓斗 55・60kg級 東京・帝京  
119 2014年   山本泰輝 120kg級 静岡・飛龍  
山﨑弥十朗 84kg級 埼玉・埼玉栄  
  藤波勇飛 66kg級 三重・いなべ総合  
115 2013年   武田光司 84kg級 埼玉・埼玉栄 G
  園田 平 96kg級 滋賀・日野  
  木下貴輪 66kg級 鹿児島・鹿屋中央  
  樋口 黎 55kg級 茨城・霞ヶ浦  
113 2012年   与那覇竜太 84kg級 沖縄・浦添工 G
  伊藤和真 60kg級 京都・網野  
109 2010年   前川勝利 120kg級 茨城・霞ヶ浦 G
山本康稀 96kg級 埼玉・花咲徳栄  
  保坂 健 66kg級 埼玉・埼玉栄  
高橋侑希 55kg級 三重・いなべ総合  
107 2009年   近藤達矢 60kg級 愛媛・八幡浜工 G
  細谷翔太朗 84kg級 埼玉・花咲徳栄  
105 2008年   井上貴尋 60kg級 兵庫・育英 G
北村公平 74kg級 京都・京都八幡  
101 2007年   山口 剛 84kg級 岐阜・中津商  
  高谷惣亮 74kg級 京都・網野  
  石田智嗣 60kg級 京都・立命館宇治  
田中幸太郎 55kg級 京都・京都八幡  
95 2006年   岡本佑士 60kg級 静岡・飛龍 G
  梶 雅晴 50kg級 兵庫・育英 G
  相沢優人 120kg級 宮城・仙台育英学園  
  高砂祐也 96kg級 山形・山形商  
  永田裕城 84kg級 京都・網野高  
  内村勇太 55kg級 佐賀・鹿島実  
91 2005年   荒木田進謙 120kg級 青森・光星学院  
  小室直人 84kg級 茨城・霞ヶ浦高  
永田裕城 74kg級 京都・網野高  
  森川一樹 66kg級 茨城・霞ヶ浦高  
86 2004年 荒木田進謙 120kg級 青森・光星学院  
  木暮僚太 96kg級 茨城・霞ケ浦  
  大月葵斐 74kg級 大分・日本文理大付  
  宮原 崇 66kg級 秋田・秋田商  
  大沢茂樹 60kg級 茨城・霞ケ浦  
83 2003年   下中隆広 97・120kg級 徳島・池田 G
  山縣養一 85kg級 神奈川・日大藤沢  
  高塚紀行 63kg級 茨城・霞ヶ浦  
80 2002年   磯川孝生 85kg級 大分・日本文理大付  
  松本真也 76kg級 京都・網野  
高塚紀行 58kg級 茨城・霞ヶ浦  
75 2001年   高尾 誠 130kg級 熊本・玉名工高  
松本真也 76kg級 京都・網野  
  松井 翔 69kg級 京都・立命館宇治  
  鈴木崇之 63kg級 京都・立命館宇治  
  足立孝司 54kg級 岐阜・岐阜工  
71 2000年   中筋祐太 69kg級 大阪・吹田  
鈴木崇之 63kg級 京都・立命館宇治  
  橋井巧佑 58kg級 京都・立命館宇治  
  和田宗法 50kg級 千葉・関宿  
66 1999年   花田信秀 76・83kg級 和歌山・和歌山工 G
  長島和幸 70kg級 群馬・館林  
  長島正彦 65kg級 群馬・館林  
  藤本健太 56kg級 大阪・近大付  
  久古敏章 49kg級 京都・網野  
62 1998年   小幡邦彦 76・90kg級 茨城・霞ヶ浦  
  黒田清志 70kg級 鹿児島・鹿屋中央  
  田岡秀規 56kg級 北海道・岩見沢農  
  松永共広 49kg級 静岡・沼津学園  
57 1997年   飯塚 匡 63kg級 静岡・沼津学園 G
  藤田尚志 81・115kg級 茨城・霞ヶ浦  
小幡邦彦 74kg級 茨城・霞ヶ浦  
  森岡寛至 58kg級 大阪・近大付  
松永共広 46kg級 静岡・沼津学園  
54 1996年 池田秀治 68kg級 茨城・霞ヶ浦 G
  矢野 通 115kg級 東京・京北  
  太田亮介 58kg級 茨城・土浦日大  
51 1995年   長島康弘 88・115kg級 群馬・館林  
  大橋理秀 68・74kg級 大阪・吹田  
  大泉 瑛 50kg級 茨城・霞ヶ浦  
49 1994年   土居克也 74・81kg級 茨城・霞ヶ浦  
  井上謙二 54kg級 京都・網野  
46 1993年   山口 純 58kg級 茨城・霞ヶ浦  
  長尾勇気 50kg級 宮崎・宮崎工  
  楳沢智治 46kg級 栃木・足利工大付  
44 1992年   織山昭仁 68kg級 秋田・秋田商  
  粟田弘明 54・58kg級 栃木・足利工大付  
43 1991年   杉山貴光 58kg級 静岡・清水工  
42 1989年   荻田剛志 74kg級 静岡・沼津学園  
38 1988年   藤田和之 88・115kg級 千葉・八千代松陰  
  中島智彦 74kg級 秋田・秋田商  
  松野 繁 50kg級 群馬・西邑楽  
  川田征勝 48・46kg級 岐阜・岐阜工  
37 1987年   石川宏明 68・74・75kg級 埼玉・埼玉栄 G
34 1986年   小幡弘之 +75・+87kg級 埼玉・埼玉栄  
  花田秀実 56kg級 青森・光星学院  
  山崎 節 52kg級 茨城・霞ヶ浦  
31 1985年   下沢和也 60kg級 青森・光星学院  
花田秀実 52kg級 青森・光星学院  
  笹山秀雄 48kg級 青森・光星学院  
27 1984年   浅沼俊幸 75kg級 青森・光星学院  
  関川清人 70kg級 青森・光星学院  
  倉館 健 65kg級 青森・光星学院  
笹山秀雄 48kg級 青森・光星学院  
26 1983年   山下 浩 48kg級 茨城・霞ヶ浦  
20 1982年   坂野下喜三 70kg級 青森・光星学院  
  赤石光生 65kg級 青森・光星学院  
  斎藤新治 60kg級 青森・光星学院  
  森下敏清 56kg級 茨城・霞ヶ浦  
  下沢明夫 52kg級 青森・光星学院  
山下 浩 48kg級 茨城・霞ヶ浦  
16 1981年   本田多聞 +75・+87kg級 茨城・土浦日大  
  中村勝雄 65kg級 青森・光星学院  
  角地山豊 52kg級 青森・光星学院  
  小林孝至 48kg級 茨城・土浦日大  
14 1980年   谷川英樹 75kg級 青森・光星学院  
小林孝至 48kg級 茨城・土浦日大  
11 1979年   友藤 威 60kg級 青森・光星学院  
  西村 潔 56kg級 青森・光星学院  
  佐藤 満 48・52kg級 秋田・秋田商  
8 1978年   宮内輝和 +75・+87kg級 栃木・足利工大付  
  上村政和 70kg級 鹿児島・鹿児島商工  
  栄 和人 65kg級 鹿児島・鹿児島商工  
7 1977年   山口敏博 65kg級 山形・上山農  
3 1976年   保坂竹道 75kg級 秋田・五城目  
  児玉康男 65kg級 鹿児島・鹿児島商工  
  石神光秀 60kg級 鹿児島・鹿児島商工  
  杉野浩吉 56kg級 鹿児島・鹿児島商工  
1 1975年   石井恵次 +70・75kg級 茨城・土浦日大  
  富山英明 52kg級 茨城・土浦日大  

 


【2024年世界ベテランズ選手権・特集】天国の恩師に伝えた銅メダル…A88kg級・奈良部嘉明(筑西広域消防本部)

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 【ポレチュ(クロアチア)】天国へ旅立った恩師の思いを胸に、2024年世界ベテランズ選手権に初出場したDivision A88kg級の奈良部嘉明(筑西広域消防本部)が、3位決定戦でトルコ選手を破って銅メダルを獲得。勝利のあと涙ぐみ、持ってきたタオルをマットの中央にしいて顔を近づけ、恩師への感謝の気持ちを表した。試合後は、「素直にうれしい、最低でもメダルは持って帰りたかった。最低限度の結果は出せたと思いました」と振り返った。

▲3位決定戦に勝った奈良部嘉明(筑西広域消防本部)は、恩師を思い出して涙ぐんだ

 2019年までは全日本選手権に出場を続けた。コロナ禍で空いたあと、昨年、全国社会人オープン選手権で3位に入賞し、4年ぶりに全日本選手権へ出場した。今年の全日本マスターズ選手権優勝を経て、世界ベテランズ選手権への出場を決意したのは、「子供に闘う姿を見せたい」という気持ちもさることながら、茨城・霞ヶ浦高時代の恩師・大澤友博監督の容体が思わしくなく、いつ逝かれてもおかしくない状況を聞いていたからだ。

 山梨学院大へ進んでオリンピック出場を目指し、それはかなわなかったが、自分を育ててくれた恩師への感謝の気持ちは持ち続けていた。「オリンピックとかの大きな大会は出られなかったけれど、出られる大会に出て恩返ししたいな、と思いました。その気持ちからの出場決意です」。

 質問から、その答が出てくるのに約15秒かかった。こみあげてくるものを押さえ、沈黙が続いた。かろうじて話したものの、声は震え、目は真っ赤だった。

▲3位決定戦の第1ピリオド、フォールを狙うが、惜しくも逃げられた

あくなき挑戦で感謝の気持ちを伝える

 恩師は先月12日に死去。世界のメダル獲得の報告はできなかったが、「天国から見ていると思います。『いい選手を育てたな』と少しでも思ってくれれば、それでいいです。少しでも恩返しできたなか、と思います」と言う。試合後にマットにしいたタオルは、大澤監督の霞ヶ浦高校の退官記念のタオル。銅メダル獲得を決め、「大澤先生にこの姿を見せたかった」と、真っ先に思い出したのが恩師だった。

 コロナ禍のあとレスリング活動を再開。30代後半になっても全日本選手権に出場し、レスリングへの思いを持ち続けることも、立派な恩返しだろう。「まだ出ているのか、って笑っていたかもしれませんね。実力が足りずに世界で闘う機会がなかったのですが、ジャンルが違う大会であっても、世界へ挑戦しているところは見せたいと思いました」と、あくなき挑戦で感謝の気持ちを伝えたかった。

▲大澤友博氏の形見とも言うべきタオルに感謝の気持ちを伝えた

 職業は消防士で、火事の現場にも向かう大変な仕事。レスリングの練習は、母校や土浦日大高校で週1回程度。仕事明けの疲れた体で参加するのは肉体的に厳しいし、選手にも失礼。休みの日に体力を万全にして参加している。試合後のパフォーマンスは、一瞬、引退の儀式かと思わせたが、「いえいえ、どういう形か分からないけど、まだまだ続けます」と笑った。

 今回は、負けた準決勝のロシア(AIN)戦が納得いかなかった。闘い方次第では十分に勝てた試合だったので、「また世界ベテランズ選手権に出て、今度こそ優勝を目指したい。来年、また出られれば頑張ります」と話した。

 高校レスリング界に不滅の金字塔を打ち立てた大澤友博監督の魂は、世界ベテランズ選手権の舞台でも熱く燃えている。

11.30~12.1東京都知事杯全国中学選抜U15選手権/エントリー選手

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 11月30日(土)~12月1日(日)に東京・駒沢屋内球技場で行われる令和6年度東京都知事杯第15回全国中学選抜U15レスリング選手権のエントリーは下記の通り。

《エントリー選手》

漢字、ふりがな、所属等の変更は下記に連絡ください。10月17日(木)まで。階級の変更はできません。

メール:tokyotochijihai.info@gmail.com

 

【2024年世界ベテランズ選手権・特集】健闘選手の声

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(2024年10月8~10日、クロアチア・ポレチュ)


 ■Division D100kg級・榊原啓三(神奈川大学グラロス=無念の初戦敗退)「神奈川大の監督、コーチ、学生選手に申し訳ない、という気持ちしかありません。19年間、お世話になっています。その成果を出すために来たのに、それができなかったことが、何とも言えない気持ちです。まったく外部の人間を19年間も受け入れてくれることは、そうそうないですよ。55歳の人間を20歳前後の選手が受け入れてくれているのに、このザマか、という情けない気持ちです。これで終わる気持ちはありませんが、今は申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 パワーの差は、そんなに感じなかったし、困るほどの差ではなかったです。外国選手は大きいので、闘いづらいことは確かです。レスリングの点数の取り方ができていないので、勝ち切れない、という面があります。それをクリアできれば、パワーの差は問題ありません。

 木口道場でサンボをやっていて、35歳のときに木口先生の紹介で国士舘大でレスリングを始めました。自宅から距離的に神奈川大の方が近いので、神奈川大にお世話になることになり、現在に至っています。道着の闘いと、つかむところのない闘いの違いが、いまだに慣れていない面があります。それでも挑戦したい気持ちがあるので、何とかします。このままでは終われないです」


 ■Division B100kg級・幸野亨(静岡・三島高校OB=決勝トーナメント進出ならず)「(3試合闘えて)いい経験になりました。やはり力の差がすごくて、パワーに圧倒されて思うようなレスリングができませんでした。レスリングは(10年くらいあいて)今の職場になってから再開し、チャレンジしてきました。練習は静岡クラブでやるほか、仲間内でもこなします。今回、世界との差を感じたので、筋トレで鍛えるなど肉体改造からしないとなりません。

 レスリングから離れていたときは、スポーツは何もしていませんでした。もう少しレスリングをやってみたくなり、社会人選手権に出て勝てたので世界に挑みました。(インターハイ2位、インカレ3位などの成績だったが)目指すところに到達しなかったことで、モヤモヤするものがあったのは確かです。機会があれば、また出たい」


 ■Division A(35歳以上40歳以下)62kg級・髙ノ山翼(岐阜市消防本部=無念の初戦敗退)「ふがいない試合でしたね。悔しい、の一言です。アンクルホールドをがっちり決められてしまいました。来るのは分かっていても、切れなかったです。課題になります。このままでは終われません。いま、練習は週に1~2回、岐阜工業高校でボランティアで高校生選手を教えつつ、自分の練習もやっているという状況です。試合に出ることは、とても楽しいです。それプラス、結果が出ればもっといい、と思います。

 (今回参加の)大谷と中大で同期です。距離があるので中大まで行って練習する機会はありませんが、大学生とも練習してまた出たいです。妻(旧姓長沼美香=至学館大卒、2011年世界ジュニア選手権優勝)もレスリングをやっていまして、私のレスリング活動には理解があり、ここに来ることができました。妻には感謝しています」


 ■Division A 62kg級5位・中村大(AKAZA)「1回戦は練習してきたものが出せましたが、準決勝は出足払いを受けてしまいました。悔しいと思う反面、妻の支援によってこの場に立たせてもらえ、親の応援や職場の人の理解があり、練習相手とともに深く感謝したいと思います。メダルを取って恩返ししたかったのですが、今、自分のできることはすべてやったかな、と思います。3位決定戦に関しては、完全に力負けでしたね。

 レスリングは高校時代にやっていまして、2年くらい前に再開しました。その間、柔術をやっていました。レスリングのマスターズの大会があることを知り、それを目標にしてレスリングを再開しました。(レスリングができる)体力も戻ってきましたが、足りないものがたくさんあるな、と思います。家族サービスを犠牲にしてきたし、けがもあるので、いったん休んで今後のことを考えたいと思いますが、このままでは引き下がれない、という気持ちもあります」


 ■Division A 70kg級・黒崎辰馬(神戸医療未来大学教=無念の初戦敗退)「結果は残念でした。3位決定戦にも行けなかったのは悔しいですが、こうした大きな大会で試合ができたのはよかったです。(ベルトレスリングなどの国際大会は多く出ているが)レスリングの国際大会は初めてです。こういう場に立てたのはよかったです。

 (福岡大時代は西日本学生王者などになっており)私のベースはレスリングで、一番得意なスタイルがレスリングです。それで負けたのは、やはり悔しいです。出られるのであれば、またこのマットで闘って、メダルを目指したいです(自分の踏ん張りで)マスターズのカテゴリーにいる人たちに、出てみようという気持ちを持ってもらえれば、うれしいです」


 ■Division A 78kg級5位・大谷健輔(中央大学職員)「悔しい気持ちが大きいです。この大会に向けて、家族や親族、職場の方々に支えていただき、メダルを取って少しでも恩返しになればと思っていましたが残念です。練習は中央大学や、MTX ACADEMYでやらせてもらってます。また、高校の同期である拓大の高谷惣亮監督にもプライベートで練習を手伝ってもらったりもしています。練習環境は恵まれている方でしょう。

 出場のきっかけは、大学時代に出られなかった世界の大会があることを知り、そこで世界一を目指せればいいな、という気持ちからです。(中大で1年先輩の)天野さん、(中大同期の)高ノ山選手が出るので、みんな一緒に出ようか、となりました。もう一度、メダルを目指して挑みたい、という気持ちです。世界のレベルが分かったし、A(35~40歳)は始まったばかりなので、頑張りたい」


 ■Division A 100kg級5位・天野雅之(中央大学職員)「まず、遠征に行かせてもらった家族に感謝したい。最近、遠征は自分が年長だったのですが、今回は諸先輩方の多い遠征。先輩方のサポートがたくさんあって、万全の状態で臨めたことに感謝の気持ちでいっぱいです。フリースタイルの闘いでしたが、メダルを取れなかったので、悔しい思いです。フリースタイルもできるぞ、とアピールしたかったので、積極的に脚へタックルに行きました。差しにいったところを、すかしのタックルで入られるなど、防御はうまくいかなかったです。

 パリ・オリンピックで日本代表選手が強さを見せた影響でしょうか、この前のビーチ・ワールドシリーズと言い、今大会と言い、外国選手の日本選手への注目を肌で感じました。パリの日本代表選手に敬意を表するとともに、もうちょっと頑張らなければいけなかったと思います。挑戦し続ける、あきらめない、やめない、ということは大事だと思います。大学を卒業してレスリングから離れる人も多いですが、レスリングに携わった以上、レスリングを好きになっていつまでも携わってほしいと思います。その一人として、これからも頑張りたい。この大会で感じた思いを多くの人に伝え、来年は参加者が増えてほしいと思います」


※B62kg級の藤本健太(三恵海運)は「【2024年世界ベテランズ選手権・特集】無念の初戦敗退、体を作り直してリベンジを誓う」を参照ください

【2024年世界ベテランズ選手権・特集】メダル獲得選手の声

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(2024年10月8~10日、クロアチア・ポレチュ)


 ■Division E(56歳以上60歳以下)62kg級3位・黛義幸(富実クラブ)「信じられない、すごくうれしい。全日本マスターズ選手権は58kg級です。この大会は最軽量級が62kg級で、体重的には厳しいのですが、頑張っています。過去2回の出場で1度も勝てず、今回、出るのを迷ったのですが、それなりに練習できたので、もう一回チャレンジしよう、と思いました。まさか勝てるとは…。1回戦がふがいない負け方でしたが、運よく3位決定戦へ回ることになり、せっかくのチャンスなんだから、つかみたいな、と思いました。(3位決定戦は)意識してもっていたフォールではなく、フォールされては駄目だ、と思っての動きの中であの体勢になりました。監督の「動け」という声が聞こえて、フォールに持ち込むことができました。

 練習は母校の富岡実業高校の高校生選手と週3回くらいやっています。高校では、インターハイに1度出ただけで初戦負けです。こういう舞台で試合ができるのがうれしい。これも挑戦。8年くらい前、清水真理子さん(1997・99年世界選手権2位)がキッズクラブをやるので、手伝うことになり、レスリングを再開しました。そのうちに、高校生ともやってほしいと頼まれ、体力も戻り、全日本マスターズ選手権へ出ることになりました。今後は、練習次第ですね。レベルの高い大会であることが分かったので、体をつくらないとなりません。3位より上を目指すなら、62kg級の体をしっかりつくってからです」


 ■Division D(51歳以上55歳以下)62kg級3位・加藤進之(豊島区レスリング協会)「すごくうれしい。(3位決定戦で仕掛けた)がぶられての下からの巻きは、高校(群馬・関東学園高)のときに教えてもらった技で、それが決まったのが勝因かな、と思います。ロータックルも得意技で、それも出せましたね。去年9月に自分が所属している豊島区レスリング協会の大会に出場し、約16年ぶりに現役復帰を果たしました。そして全日本マスターズ選手権、この大会に挑戦しました。1年間で区の大会から世界まで経験し、メダルを獲得できたことは非常によかったです。

 ブランクの16年間は、子供の指導が忙しくて、自分のレスリングができなかったからです。やっと自分ができるようになりました。コロナ禍の3年間、体力を戻すことを目標にして一生懸命にやってきたのが、よかったかな。この大会は入賞が目標だったので、よかったです。世界の大会はすごいですね。でも、この銅メダルを機に、チャンスがあればまた挑戦して、一番上の金メダルを目指したいと思います」


 ■Division C(46歳以上50歳以下)62kg級3位・吉田誠治(Ap-speed)「(3位決定戦は不戦勝だったので)試合をしてメダルを取りたかった。練習はあまりできていなかったけど、きちんと仕上げて試合に臨むことが大事なので、いい状態をつくって臨むことができました。でも、練習不足ですね。グレコローマンを中心にやっていたので、組み手で何とかなれば、と思って闘いました。AIN選手は、やはりやりづらさを感じました。差して行けば、決め反り投げで返されそうな雰囲気があったし、脚をすくわれたりしました。

 仕事が忙しくて、なかなかレスリング活動ができなかったのですが、応援してくれる人がいて、全日本マスターズ選手権で勝ったし、世界へ出てみようと思いました。今は運送業と、蒲田にあるスポーツジム(うるし道場)でレスリングの指導をしています。2017年のブルガリアでの大会に出ていますが、イラン選手に負けています。しっかり練習ができれば、もう一回、チャレンジしてみようかな、という気持ちがあります。きちんとした練習ができれば、勝てると思います。次に出るときは、しっかり練習して出たいと思います」


※B70kg級優勝の坂本将典(SKアカデミー)は「【2024年世界ベテランズ選手権・特集】「まず皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」、A88kg級の奈良部嘉明(筑西広域消防本部)は「【2024年世界ベテランズ選手権・特集】天国の恩師に伝えた銅メダル」を参照ください。

《お知らせ》令和7年度全国中学生選手権大会/開催期日について

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《pdfファイル》

令和6年10月吉日

各 位

令和7年度 沼尻杯第51回全国中学生レスリング選手権大会 開催期日について

全国中学生レスリング連盟会長 松﨑 忍

 清秋の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 日頃より、全国中学生レスリング連盟事業に深いご理解ご尽力を賜り、感謝申し上げます。

 さて、例年6月初旬に開催しております「沼尻杯全国中学生レスリング選手権大会」の令和7年度の開催期日について、10月5日(土)に臨時役員会を開催し、下記と決定しましたことをお知らせいたします。

令和7年5月4日(日・祝)~5月5日(月・祝)
※5月3日(土・祝)は設営、理事会等 / 場所:アダストリアみとアリーナ

 例年通り6月初旬で調整をおこなっておりましたが、開催会場である「アダストリアみとアリーナ」の改修工事が令和7年5月下旬より実施されるとの見通しとなりました。 そのため、代替会場を含め検討をしてまいりましたが、総合的な判断として臨時役員会において、上記日程で決議いたしました。

  大型連休中ということもあり、関係者のみなさまには多大なご迷惑をお掛け致しまして、大変心苦しいところではございますが、事情をお察しいただき、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 敬 具

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